The University of Shiga Prefecture Repository >
人間看護学部・人間看護学研究科(School of Human Nursing/Graduate School of Human Nursing) >
紀要論文(人間看護学研究) >
18号 >

このアイテムの引用には次の識別子を使用してください: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/596

タイトル: 看護学生が認知症高齢者に抱く困難に関する文献検討
その他のタイトル: Literature review on the difficulties felt by nursing students in interaction with demented elderly
著者: 松井, 宏樹
キーワード: 看護学生
認知症
困難
発行日: 2020/03/01
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 認知症高齢者数の増加に伴い,認知症教育の充実は,喫緊の課題とされている.そこで今回,わ が国の看護学生が認知症高齢者に抱いた困難の内容について,過去の研究で明らかにされていることを 整理するために文献検討を行った.授業を受講した看護学生は,【認知症高齢者の看護を想像すること が難しい】,【看護学生にとっての事実と認知症高齢者にとっての事実にずれがあることに気づかないた めに混乱する】,【多くの看護問題に混乱する】,【ネガティブな結果を想像し不安になる】という困難を 抱いていた.また実習を経験した看護学生は,【学生にとって意味のわからない言動に困惑する】,【お 互いの意思が通じない】,【認知症高齢者の意思表示に圧倒される】という困難を抱いていた.これらの 結果より,認知症高齢者の事例について,学生が看護過程を展開する場合,学生が認知症高齢者をイメー ジできるよう,具体的に患者情報を記載するとともに映像教材等を活用し,学生のイメージを補う必要 性が示唆された.また,認知症高齢者が「拒否」等の感情を表出した原因について,学生がアセスメン トできるように,学習支援を行う必要性が示唆された.
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk018_041-048
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/596
出現コレクション:18号

このアイテムのファイル:

ファイル 記述 サイズフォーマット
nk018_041-048.pdf1.25 MBAdobe PDF見る/開く

このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。

 

滋賀県立大学図書情報センター - ご意見をお寄せください   DSpace Softwareについて