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タイトル: 地域高齢者に対する転倒予防のためのフットケア習得に向けた健康教室の効果 (研究ノート)
その他のタイトル: Effectiveness of a Health Education Program on Foot Care in the Prevention of Falls in Elderly People in a Community (Notes)
著者: 北村, 隆子
岡本, 秀己
キーワード: 地域高齢者
フットケア
転倒予防
健康教室
elderly people in a community
foot care
fall prevention
health education program
発行日: 2011/03/31
出版者: 滋賀県立大学人間看護学部
抄録: 背景 近年,高齢者の転倒予防を目的としたフットケアが注目されている。転倒予防対策として筋力トレーニングの効果が報告されてきている。しかし,転倒予防には,下肢の筋力だけでなく,身体のバランスをとり踏んばる能力を高めるための足指の動き,足裏感覚の敏感性を鍛えるフットケアが重要である。本来,転倒予防としてのフットケアは,地域に在住する高齢者が自ら実施することが必要である。しかし,看護師などの専門職が実践的介入を行った報告はあるが,高齢者自身によるセルフケアの効果に関する報告は,ほとんどみられない。 目的 地域に在住する高齢者に対して,転倒予防を目的としたフットケア習得に向けた健康教室を開催し,その効果を把握することである。 方法 対象は,A町の老人会に参加する高齢者である。健康教室は,3か月ごとに開催し,1年後にその効果を評価した。測定項目として,足に関する質問,Up & Goテス卜,ロープくぐりなどを行った。 結果 健康教室開催前後の足裏への関心は,転倒リスクなし群では変化を認めなかったが,転倒リスクあり群では介入後に全員が「気にしている」と答えた。しかし,1年後の時点で足指体操を週に2~3日実施しているものは,両群ともに3人 (33.3%) であった。 結論 介入前に転倒リスクを有している者の足裏状態への関心は介入後に高まったが,フットケアの実践については継続して行っているものは少なかった。今後の課題として,継続可能な介入方法と,高齢者が安全に爪切りなどを行えるセルフケア技術を提供していく必要があると考える。
NII JaLC DOI: info:doi/10.24795/nk009_075-081
URI: http://usprepo.office.usp.ac.jp/dspace/handle/11355/139
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